FC2ブログ

星占い&幸せのヒント「ジーニーの助けてエンジェル」

「どうしても行ってみたい!」と思っていた場所があって、念願叶って実際に行ってみたら、大した感動もなかったという経験が何度かあります。今日はそのうちのひとつを。

ニュージーランドのオークランドに半年ほどいたことがあって、その時にどうしても行ってみたいと思っていた場所がワン・ツりー・ヒルという丘でした。なだらかな丘の上に先住民族のマオリ族をたたえた塔があり、その他には松の樹が一本だけ立っているという、なんとも不思議な場所です。

その当時大好きだったアイルランドのロック・バンド、U2の「ヨシュア・ツリー」というアルバムに「ワン・トゥリー・ヒル」という曲が入っていて、この丘のことを歌っています。



ある土砂降りの午後に、車で友達とドライブをしていると、丁度ラジオでこの曲が流れたときに遠くにワン・ツリー・ヒルが見えてきて、あまりのタイミングに胸が高鳴りました。

いつかきっと、あの丘に立ってみたい! という強烈な思いが芽生えました。

あの丘の上に立って、街中を眺めたらどんなに素晴らしい気持ちだろう? 一本だけある松の樹はどんな樹なんだろう? 

半年の滞在期間が終わり、英語もなかなか自由に話せるようにならないまま、帰国の日が近づいてきました。ある日車を持っている友人に、どうにか英語で頼んで、オークランドの中心部から少し離れたところにあるワン・ツリー・ヒルに連れて行ってもらいました。

丘の上には、本当に白い塔があって、他に樹が一本だけ。丘のふもとには羊が寝そべっていました。

大きな感激はありませんでした。むしろ静かな悲しみを感じてしまったのです。あんなに憧れていた場所に着てみたら、本当に思っていた通りの場所だったからです。

松ぼっくりが地面に落ちていたので、ひとつひろいました。

「記念に日本に持って帰って種から松の苗を育てて、盆栽のワン・ツリー・ヒルを作るんだ!」

なんて現地の友人に冗談を語ったものの、日本に帰ってきてから帰国後の毎日が大変で、完璧に忘れてしまいました。

僕にとってはワン・ツリー・ヒルのことを思い出すと、ニュージーランドになじめず、英語もわからず、新しい友達もなかなか出来なかった自分の苦しい気持ちがよみがえります。ひたすらホストファミリーの家の洗濯と洗い物くらいしかすることがなく、ひどいうつ状態に入っていて誰にも助けを求められない状態が続いていました。

帰国前に一度、憧れの丘に行って見たいと、友人に連れて行ってくれるように頼んだというのは、その当時の僕にとっては思い切った積極的な行動だったのです。僕に少しだけ勇気を出して、英語で自分のしたいことを表現する、そのきっかけになったのが「ワン・ツリー・ヒル」U2の曲だったのです。

ワン・ツリー・ヒルに思い切って行く事ができて、それがきっかけで僕は堂々と自分の言いたいことを英語で伝えられるようになりました。

僕の英語はどんどん上達するようになって、皮肉なことにニュージーランドから帰ってきてからの方が勉強がスムーズに進み、数ヵ月後に僕は東京の英会話スクールで講師として仕事をさせていただくことができました。そしてもう少し立つと、翻訳の仕事が舞い込んでくるようになりました。ありがたいことです。

人生、本当に何が幸いするか判らないものです。なにしろ自分の進みたい方に進んでいくことで、そこから何かが始まるのだということは確信を持っていえることです。目的地があまり大した感動がなかったとしても、そこまでたどりつくための色んな体験こそが大事なんではないでしょうか。



みなさんも、どうしても行ってみたい場所があるのなら、ぜひ一度行ってみてくださいね。そこまでの道中で、帰り道で、きっと貴重なドラマや体験が待っていますよ。

すべての方に、絶え間なく愛と光が届きますように。

ジーニー


関連記事
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://helpmeangel.blog.fc2.com/tb.php/416-93a09fcf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック