星占い&幸せのヒント「ジーニーの助けてエンジェル」

子供の頃、多分6歳くらいの頃の記憶で、インドネシアのジャカルタに暮らしていた時代のことです。


ある週末の朝、両親と兄と僕の四人で朝食を取っていたときのこと。僕が可愛がっていた青いインコのリリーが、テラスにつるした鳥かごの外で遊んでいるのに誰かが気づきました。何かの拍子に鳥かごの戸が開いて、外に出てきてしまったのでしょうか? もう一羽のインコ、兄の飼っていたロリーは、大人しくかごの中にいます。


父が大あわてでテラスに出て行って、リリーをつかまえようとしましたが、残念なことにリリーは驚いて飛んで逃げてしまいました。普段父はインコと遊んでやったことのない人だったので、無理もなかったかもしれません。


その後どんなことがあったのか、記憶はぷっつりと途切れていて思い出せません。幼い頃の父親との記憶の中でも一番鮮明に覚えている出来事です。


あるとき催眠療法のセッションを受けた際、これが「大人に対して不信感を抱いた、最初の出来事」であったことがわかりました。


子供の自分にとって、力強く頼もしい存在であったはずの父が、僕の小鳥を逃がしてしまった…… それはきっと、小鳥をなくした悲しみと同じくらいに、大きな混乱の気持ちであったに違いありません。子供の頃に絶対的な存在であった「父親像」がくずれた瞬間です。


いろんな記憶をたどった先に見つかった「不信感」の根になったようなできごとなのですが、実はこの後に同じようなパターンで年長の人、特に恋愛相手にがっかりさせられることが起こっていました。


過去の出来事が現在にどのように影響しているのかを知ることによって、長いこと引きずってきた「もやもやした思い」を開放することができるようです。この小鳥が逃げた記憶を思い出し、繰り返してきたパターンを手放すことによって、その後の人間関係が劇的に改善されていきました。


このエピソードは「必要以上の期待を人に対して抱くと、それは不信感につながってしまうかもしれないよ」と教えてくれているようです。いろんな思い込みをはずして冷静に振り返ると「父は自分なりにベストを尽くしたものの、それがうまくいかなかった」、それだけのことだったのです。


悲しい出来事でしたが、父が何か間違ったことをしたわけではありません。過去の出来事のそんな風にとらえると、以前よりはるかに楽な気分で父と付き合えるようになっていきました。


話はちょっと飛んで、数年前に訪れたロンドンでの出来事。ある博物館に行ったときに、パンダの像を見て子供の頃の出来事がフラッシュ・バックして、めまいを感じました。30何年も昔、ロンドンで人気者だったジャイアント・パンダの「リリー」について書かれていたからです。


ジャカルタの市場で、僕と兄がインコを一羽ずつ買ってもらった日に、新聞にロンドンの動物園で飼われていた「リリー」という名前のパンダが亡くなったというニュースが載っていて、母がそれを読み聞かせてくれた記憶がよみがえってきたのです。子供心に、そのパンダのニュースが何故か悲しくて、自分のインコをリリーと名づけました。ちなみに兄は、僕にならって自分のインコを「ロリー」と名づけたようです。


この子は、僕が初めて飼ったペットで、初めて愛情を感じた「小さき、弱き存在」。そして、初めて愛する存在を失くした悲しみという、貴重な体験を僕にプレゼントしてくれました。


すべての方に、絶え間なく愛と光が届きますように。

ジーニー

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