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星占い&幸せのヒント「ジーニーの助けてエンジェル」

うちの母は生前ものを何でも取っておくのが好きで、僕が子供の頃から実家には大中小の箱が一杯ありました。

そのうちのひとつは編みものの道具や色とりどりの毛糸だま、編みかけの作品の入った箱。兄と僕が生まれる前には編みものが好きだったようで、いつかまた編みものをするためにとってあると何十年も言い続けて亡くなりました。

何度かお話したように、僕はかなり長いこと実家と絶縁状態が続いていました。母が肺の病気を患ったことをきっかけに交流は復活しましたが、母は僕をその後も実家に招いてくれることはなかったのです。ちょっと事情があって家に呼んであげられなくてごめんね、という手紙が来たので、きっと僕に知られたくない事情があるのだろうと思いました。

兄も長年精神状態が不安定なまま仕事もできずにずっと家にいるし、父は不慣れな家事と看病に疲れたのか、僕に実家に帰ってきて欲しいと頼んできたことがあります。僕が時々家に行って手伝いをしようかと申し出ると、「嬉しいけど、いいわ」と母にあっさり断られてしまいました。

母が入退院を繰り返すようになってしばらくして、父は実家のマンションをもう少し小さい所に買い換えました。同じ町内での引っ越しです。家の中があまりに散らかっているので、引越しを機にもっとすっきりした生活を目指したいというのがその理由です。

母が入院中の2006年12月に引越しが終わりました。それからすぐに母の退院が決まり、2007年の正月に母は新居に招いてくれました。新居での初めての正月でした。それからすぐに再入院をして、退院できないまま母は亡くなりました。

どうして母は僕を引越し前に呼んでくれなかったのだろうと、少し前に父にメールで何気なく聞いてみたら、父から短い返事がきました。

「家の中が散らかっていたからです」

なんともはや… 

母の病気は原因不明の肺病ということでしたが、僕には家の中がガラクタで一杯になっていて、ホコリとカビが原因になっていることがはっきり判っていました。



2年ほど前に、カレン・キングストンの本を母に送ったものの、その頃にはすでに母の病気は大分進行しており、とても自分で片付けができない状態のようでした。「この本を読むと、ガラクタを片付けるだけでいいことが一杯あるみたいねえ」と言う、電話口の弱々しい声が今も響きます。
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