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星占い&幸せのヒント「ジーニーの助けてエンジェル」

これは性的マイノリティである子供と親、生徒と教師の交わした往復書簡をまとめた本で、内容はカミングアウトに関するものです。セクシュアリティというテーマは「自分らしく生きてゆくこと」「相手を変えようとせずそのまま受け入れること」にそのままつながるので、たくさんの方に共感していただける内容です。 

この本が素晴らしいのは、ゲイ・レスビアンに生まれた子供だけでなく、マイノリティの子供を持った親の気持ちにスポットをあてているところ。親たちも普通とはちょっと違った子供を持ったことにショックを受けながらも、それを克服してゆこうとする姿が描かれています。

子供が真剣に悩んでいた一方、親は割合自然に受けとめていたりすることもあって、テーマは同じでも人によって感じ方はなんて様々なんだろうとため息がでます。もちろん、世の中には自分を受け入れることができない子供、子供を受け入れることができない親もたくさんいるわけですが。 

僕自身は「どんなに社会が変わったとしても、親との間にはやはり永遠に葛藤は残るだろうなあ」と感じていたので、どうやらそれが大間違いであったことをとても嬉しく思います。僕自身もいろんな思いを乗り越えて親との和解を果たしましたが、そんなドラマが何百何千と折り重なって、時代というものは少しずつ変わってゆくのでしょう。





この本で一番気に入った部分を引用させていただきます。ある母親が息子に宛てた手紙から。

話は変わり、数ヶ月前だったか新聞で、「あなたの遺伝子は、どこかの誰かが引き継いでいてくれるから、自分の血を引く子にこだわらなくてよい」といった、目からウロコみたいな文章があって、気に入った。

誰だって忘れている当たり前のことだけど、両親、祖父母、そのまた前のそれぞれの親たち……とか、さまざまな先祖があんたの血のなかには入っている。無数の細胞で人はできている。その証拠に、きょうだいだっていろいろなのがいる。遺伝子すべてがまったく同じ組み合わせは、二人としていない。

早い話、子孫を残すの残さないのは、気にしなくていいらしいよと、あんたに教えたかった。


これは自分の息子が恐らく子供をもたないだろうということを知った上での母親の言葉です。この言葉によって、多くの方が「遺伝子という呪縛」から開放されるに違いありません。

遺伝子を残すことが出来ないと負け犬のように言われたりすることもある世の中ですが、遺伝子を残すことと同じくらいか、それ以上に大事な課題がどんな人にもきっとあるはず。自分らしく生きて、自分のしたいことをしてゆけばそれでいいのだと思っています。

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